最初に住宅ローンとは
住宅ローンとは、「住宅建設・建て替え・購入などのために、銀行・信金・保険会社・住宅金融専門会社などがおこなう資金の貸付」です。
ご存知のとおりですが、住宅ローンは、金融機関と消費者の間で結ばれる融資契約です。ですが同時に消費者を保護する制度は一切確立していない契約であることをまず、ご認識ください。
金融商品販売法というものをご存知でしょうか?金融商品販売法とは、銀行・保険会社・証券会社などが扱う金融商品のほとんどが対象となっているもで、主に販売業者に対して重要事項説明(リスクなどの説明)を義務付ける制度です。
金融商品販売法により、もし説明が不十分でお客さんが損害をうけた場合には、販売業者には損害賠償責任が生じます。銀行で扱う商品のほとんどは金融商品販売法の対象ですが、住宅ローンは適用外なのです。
つまり、極端な例ですが「消費者が変動金利で近い将来、支払い困難になることが事前にわかっていても金融機関に説明義務はない」ということを意味するのです。
一方アメリカでは、住宅ローンに対する消費者保護の法律や規制が6つもあります。例えば、情報開示義務のケースでは「15年間の金利変動実績データによる返済額計算例の提供、最悪のシナリオに基づいた返済額計算例の提供」など説明義務の内容が具体的で、いくら金利の動きに疎い方でもリアルに認識できます。
もし、アメリカのような制度が日本にもあれば、昨今の住宅ローン破綻者急増の要因となった金利上昇リスクの認知がされ、これほどの破綻者がでることはなかったのではないかと思われます。
現在日本で住宅ローンが金融商品販売法適用になる予定はありません。
まずは消費者がひとり一人が、賢くなり、住宅ローンを選別しなければならないのです。まずはその点をご認識いただければ幸いです。
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